第1弾「5組の建築家と考える“新しい境界”とエクステリアデザイン」

2. アルミ工場視察会

まだ肌寒さの残る2013年4月、今回のプロジェクトの参加建築家にアルミの特長やアルミ形材・アルミ鋳物の成形技術を実際に見てもらう為、工場見学を行いました。

工場担当者からアルミの特性や保有技術などの説明を聞くとともに、実際に形材の押出成形・皮膜処理などの工程や、鋳型製作に始まる鋳造ラインを見学しました。実際に成形された鋳物の現物を手に取って鋳肌の質感を確認してもらうことで、より具体的な発想とその先にある量産化を思い描く貴重な場となりました。

見学中に設けられた質疑と意見交換の場では、参加建築家からアルミの特長でもある質感や素材感を活かすにはどのようすればよいのかなど具体的な質問も多く、初期のアイデアを膨らますにあたり、大変有意義な時間を共有できました。